八坂の塔法観寺の御朱印と仏像の見どころ

もくじ
  1. 御朱印
  2. お寺の見どころ紹介
  3. 法観寺の歴史
  4. 五重塔(八坂の塔)
  5. 五智如来
  6. 八坂の塔内部二層目へ
  7. アクセスについて
*もくじをタップするとジャンプします。

 

御朱印

京都東山のシンボル八坂の塔でいただいた御朱印は『五智如来』の1種類でした。
御朱印料(値段)は300円です。

右上の山号(霊応山)の部分に押されている印が五重塔の形になっていてとっても素敵です。
京都十三佛霊場の御朱印ですと、この五重塔マークの印が「京都十三仏第十一番」となります。
※京都十三仏霊場第十一番札所は平成26年7月より法観寺から髄心院へと引き継がれました。

八坂の塔の御朱印『五智如来』

 

八坂の塔
霊応山
法観寺

京都十三仏霊場 第十一番

 

【お寺の見どころ紹介】

京都の東山のシンボル的な存在、八坂の塔のご紹介です。
片平なぎささんの出演しているサスペンスドラマの冒頭に出てくるあの場所です。

清水寺や八坂神社にも近く京都で一番メジャーな観光スポットのエリアで通りはいつもたくさんの人でにぎわっています。

八坂の塔

法観寺の歴史

八坂の塔のある法観寺の創建はとても古く、今から1400年ほど前の589年飛鳥時代と伝わります。
伝承によると、聖徳太子が夢で如意輪観音にお告げを授かり五重塔を建て、その際に3粒の仏舎利(お釈迦様の骨)を納め法観寺としたそうです。
五重塔は、平安時代末期(1179年)と正応4年(1291年)と永享8年(1436年)に焼失していて、現在の塔は永享12年(1440年)に足利義教の援助により再建されたものです。
焼失する以前は、今より広い境内で大伽藍だったそうですが、現在は五週の塔(八坂の塔)と太子堂と薬師堂のみのこじんまりとした境内となっています。
塔を建てた聖徳太子が仏法興隆(仏教の文化を広める)を夢見たことから、「夢見坂」と呼ばれる八坂通からの眺めが最も美しくいです。

八坂の塔 外観

 

五重塔(八坂の塔)(重要文化財)

五重塔は内部を特別拝観することができます。塔の2層目まで拝観で登ることができます。
そして、塔の内部は写真撮影OKです。
どうやら、塔内の五智如来も撮影OKのようですが、私はなんだか憚られて撮影しませんでした。
なので、仏像の写真はありません、悪しからず。。。

ただし、公開は不定期(寺院関係者の都合の良い日)のみであり、10:00~16:00という公開時間も、天候や寺院関係者の都合等により早く閉鎖されることもある。シーズン中の週末に公開日は集中するが、シーズン中の週末でも悪天候時は休むことが多く、「必ず内部を拝観できる日」は存在しない。オフシーズンの平日に開いていることもある。そのため、確実に拝観したい場合は事前に電話等で確認が必要。

とWikipediaに書いてありますので、内部を拝観したいという方は、事前に電話で確認をしてください。

この聖徳太子が建てたと伝わる五重塔は高さは46m(法観寺パンフレットより。ちなみにWikipediaでは69m)で、興福寺や東寺の五重塔に次ぐ高さとされ、京都で最も古い五重塔と言われています。
内部には心柱(しんばしら)という太い柱が塔の中央を貫いていて、この一本の柱で塔全体の均衡を保っています。
この心柱の根元に中心礎石があります。創建当時の飛鳥時代のものでこの中に聖徳太子が納めたという仏舎利が入っているそうです。
日本の舎利信仰の原点とされているのだとか。

 

五智如来

塔内に入ると、心柱を大日如来と見立て、心柱を背中合わせで取り囲むように四方に五智如来が安置されています。
■大日如来(中心)密教の根本本尊とされ、頂点に君臨する絶対的な存在
■阿閦如来(東方)サンスクリット語で「揺るぎない」という意味がある。この如来の悟りの境地がダイヤモンドのように堅い事を意味します。
■宝生如来(南方)仏の悟りの一つ「平等性智」(びょうどうしょうち)を具現化した仏様。
■観自在王如来(阿弥陀如来)(西方)無限の光で現世の人々を救い、臨終のときに極楽浄土へ導く慈悲深い仏様です。
■不空成就如来(北方)何物にもとらわれず実践する意味の「成所作智」(じょうしょさち)を具現化した仏様。

4躯の仏像はそれぞれとっても古く、光背(後ろの板飾り)も欠けたりしていて独特の雰囲気を醸し出しています。
4躯それぞれに、定印(手のポーズ)が違いそれぞれの役割を意味するポーズをされています。
私には、観自在王如来(阿弥陀如来)が大日如来に見えて仕方ないのです。
阿弥陀如来なのに、大日如来の様な宝冠(かんむり)をかぶっていて、その定印は金剛界大日如来の智拳印(忍者みたいなやつ)をしています。
うーん。まだまだ勉強が足りなくて、五智如来は判断できません。

塔の内部にはパンフレットの表紙にもなっているそても美しい飛天の壁画が描かれています。
かつては柱や梁も美しい極彩色だったことがうかがえる後も残っています。

八坂の塔のパンプレット 塔内部の壁画

 

八坂の塔内部二層目へ

八坂の塔は二層目まで登って拝観ができます。
古い建物共通の、究極に急な階段を登ります。お寺やお城あるあるですね!
手すりも頼りなくて、とっても怖いです。ですが、登りよりも下りの方が怖いんですよね。。。
階段は人が一人通れるほどの幅で、上り下り兼用なので、譲り合いですれ違っていきます。
この階段が急で危険なため、中学生未満の方は拝観できず、天候によっては足元が雨水で滑るので拝観中止になったりするのだそうです。

そして、二層目に到達すると京の祇園の町が一望できます。(安全のためガラス越し)

八坂の塔内部 急激に急な階段
八坂の塔 二層目からの眺め

 

法観寺の見どころはこの八坂の塔内部と言ってよいと思います。この他に太子堂と薬師堂と木曽義仲の首塚などがあります。
所要時間は30分~1時間くらいでしょうか。

*京都十三仏霊場の公式HPやWikipedia参照しますと、第十一番札所は随心院となっていますが、webで検索しますと確かに法観寺が十一番札所とされ御朱印もいただいているようです。どちらが十一番なのでしょう。

 

アクセスについて

【公共交通機関でのアクセス】
■京都市バス 206系統
⇒「清水道」下車、徒歩5分
■京阪電車
⇒「祇園四条駅」下車、徒歩20分
■阪急電車
⇒「河原町駅」より 徒歩20分

【駐車場】
駐車場はありません。
もし自家用車で行かれる場合は近隣のコインパーキングへ駐車です。
八坂の塔は京都観光の人気のエリアにありますので、公共交通機関でのアクセスが便利です。

 

八坂の塔 法観寺
京都市東山区清水八坂上町388
■拝観時間
10:00~16:00
塔内特別拝観は不定期

 

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017

2017年7月18日 by gogogosyuinnagither

コメントを残す