永観堂の御朱印とみかえり阿弥陀と見どころ

もくじ
  1. 御朱印
  2. 禅林寺永観堂の歴史
  3. みかえり阿弥陀と永観律師
  4. 紅葉の永観堂
  5. 我流廊
  6. アクセスについて
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御朱印

京都の南禅寺のお隣、永観堂でいただいた御朱印は1種類でした。
何も指定せずにいただいたので、西山国師霊場の『阿弥陀如来』でした。

①『顧阿弥陀如来』 西山国師霊場 第八番札所
②御詠歌 西山国師霊場 第八番札所
③『法然上人』 法然上人霊場 縁故本山
④御詠歌 法然上人霊場 縁故本山
⑤『南無帰依法』 京都文殊霊場

全部で3種類の御朱印と2種類の御詠歌があると思います。
御朱印料(値段)は1つ300円です。

京都文殊霊場の朱印は獅子に乗った文殊菩薩のとってもかわいらしい朱印が押されます。
永観堂が京都文殊霊場だと知っていればこのかわいい御朱印もいただけたのに。。。
勉強不足でいただいていません。

御朱印をいただいた際に挟んである挟み紙に、とても素敵なハンコが押されていました。

みかえり阿弥陀様が『永観、遅し』とおっしゃているところです。
これは宝物ですね!!

永観堂の御朱印

 

浄土宗西山禅林寺派
総本山

永観堂
禅林寺

法然上人二十五霊場 縁故本山
西山国師十六霊場 第八番札所
京都文殊霊場 第二番札所

禅林寺永観堂の歴史

禅林寺は、空海の弟子である真紹が天皇より寺院建立の許可をもらい「禅林寺」という名を賜わったことにはじまります。(863年)

禅林寺は永観律師の時代に大きく発展しました。
永観律師は、境内に施療院を建てるなど、恵まれない人々のための慈善事業を盛んに行いました。
すると、次第に永観律師を慕う人々によって禅林寺は「永観堂」と呼ばれるようになりました。

 

禅林寺永観堂

みかえり阿弥陀と永観律師

ご本尊の「みかえり阿弥陀」は阿弥陀堂に祀られています。
みかえり阿弥陀は秘仏ではないのでいつでも拝観できます。
阿弥陀堂までは、いくつものお堂と廊下を経た先にあり、結構遠いです。
美しい紅葉とお庭を見ながら頑張って進みましょう!

みかえり阿弥陀と永観律師のおエピソード

永保2年(1082年)2月15日の明け方の事。
阿弥陀像の周りを念仏を唱えながらぐるぐると歩く修行を行っていた永観が、ふと気づくと自分の前に阿弥陀様がおられ、ぐるぐると歩く修行を先導していました。そして、阿弥陀様は立ち止まり、永観の方をふり返り「永観、遅し」とおっしゃられたそうです。

ご本尊のみかえり阿弥陀はこの、永観律師の方を向いて「永観、遅し」とおっしゃられた瞬間をうつしたお像です。

なので、この阿弥陀像は頭を左(向かって右)に向けた珍しいお姿をしておられます。像高は77.6センチと少し小さめです。平安時代末期の作とされています。
拝観は正面からと、向かって右側から見ることができます。
「永観、遅し」と言われた永観の視点になって拝観することができるようになっています。

永観律師の歩みが遅いのを指摘しているお姿にしては、とっても穏やかで優しいお顔だなぁ~。と思いました。
厳しくしかっているのではなく、優しく包み込むように先導されていたのでしょうか。
阿弥陀様の衣のはだけぐあいが結構大胆で、胸筋がしっかり確認できます。

 

永観堂拝観受付

 

紅葉の永観堂

永観堂は京都の紅葉スポットの中でも、最も美しい紅葉の一つと言われています。

古今和歌集では「もみじの永観堂」と詠まれるほどで、古くから美し紅葉が楽しめるスポットとして親しまれています。

境内には3千本の紅葉が植えられているそうで、夏には青々とした美しい青紅葉、秋には一面が真っ赤に染まる紅葉が楽しめます。

紅葉の見ごろは、毎年11月中旬~12月上旬
その時期はライトアップされた紅葉を楽しめる夜間拝観が行われます。
夜間拝観では、雅楽の演奏も行われるそうですのでとっても素敵な空間を楽しめそうです。

夜間拝観と同時期には毎年寺宝展も開催されているようです。

2016年の秋季特別拝観は11月8日(火)~12月4日(日)でした。
毎年同じ時期に開催されますので、近い日になったらオフィシャルサイトをチェックしてみてください。

境内(お寺の敷地)の中央に池があり、その池を眺めながらゆっくりできる「夢庵」というお茶屋さんがあります。
ここでいただけるわらび餅が絶品です!
美しいお庭を眺めながらの、お抹茶とわらび餅をいただく。この時間は本当に最高のひとときでした。

永観堂お庭
永観堂 茶屋『夢庵』

 

永観堂 『夢庵』お抹茶わらび餅

 

我流廊

永観堂は山の斜面に建てられていますので、いくつものお堂を行き来する際に、多くの階段や廊下を行ったり来たりします。

その廊下の中で、山の斜面に沿って巧みに木を組み合わせて作られた
曲線が美しい「臥龍廊」という廊下があります。

起伏が激しいので、まるで龍の体の中を歩いているような不思議な気分になることから名づけられたそうです。

永観堂 臥龍廊
永観堂 唐門と盛り砂

 

アクセスについて

紅葉の美しい秋は、京都がもっとも混雑する時期です。
とくに永観堂のあるエリアをはじめ、東山・哲学の道周辺の道路では、バスが満員通過・渋滞が当たり前になるので、地下鉄の利用をおすすめします。

紅葉の時期でなければ、バスでも自家用車でもアクセスしやすいです。

【公共交通機関でのアクセス】
■JR京都駅から市バス5系統
⇒「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分
■JR京都駅から市バス100系統
⇒「東天王町」下車、徒歩8分
■地下鉄烏丸線「烏丸御池」にて地下鉄東西線六地蔵方面行き乗り換え
⇒「蹴上」下車、徒歩15分

【駐車場】
駐車場はありません
※岡崎公園の有料駐車場の利用を推奨しています。
わたしは、南禅寺と永観堂と行ったので南禅寺の駐車場を利用しました。岡崎公園の地下駐車場からだと少し歩く距離があると思います。

 

禅林寺 永観堂
京都府京都市左京区永観堂町48
■霊場
西山国師霊場 第八番札所
法然上人霊場 縁故本山
京都文殊霊場
■拝観時間
9:00~17:00
(拝観受付は16:00まで)
■拝観料
一般600円
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2017年8月5日 by gogogosyuinnagither

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