建仁寺塔頭霊源院の御朱印と毘沙門天の見どころ

目次
  1. 御朱印
  2. 霊源院の特別公開と限定御朱印まとめ
  3. お寺の見どころ紹介
  4. 霊源院の歴史
  5. 秘仏 毘沙門天立像
  6. 甘露庭
  7. アクセスについて
*もくじをタップするとジャンプします。

 

御朱印

建仁寺の塔頭(お寺の中のお寺や院)霊源院でいただいた御朱印は『毘沙門天』の1種でした。
書置きのもので、御朱印料(値段)は300円です。

秘仏毘沙門天のディテールが繊細に表現された朱印がとっても素敵です。

 

霊源院の御朱印『毘沙門天』

 

 

この霊源院さんでは、秘仏の毘沙門天御開帳時や、お寺の名物『甘露庭』の特別公開の際に、とっても素敵な限定御朱印がいただけます。

毎年同じ時期なのかはわかりませんが、霊源院の特別公開と限定御朱印をまとめてみました。

 

【霊源院の特別公開と限定御朱印まとめ】

創建から約650年間非公開だったお寺が2015年より特別公開されているようです。
実際に行かれる際はご自身で正確な情報を確認してください。

2017年夏の特別公開
開運・無病息災 秘仏 毘沙門天 御開帳
  •  2017年8月6日(日)〜8月16日(水)
  • 10:00開門 – 16:00閉門
  • 一般:500円
  • 中高生:300円
  • 小学生:250円

 

◆秘仏 毘沙門天御開帳◆
毎年1月1日~1月11日頃(拝観休止日があった年も)
(2016年は4月29日~5月8日の特別拝観があった)
毎年8月7日~8月16日頃
限定御朱印① 毘沙門天モチーフの屏風の色紙に銀墨
限定御朱印は書置きで御朱印料(値段)は1枚400円
拝観時間 10:00~17:00
*毎年その時期の土曜~日曜までのようです

◆甘露庭特別公開◆
・甘茶の庭 『甘露庭』特別公開
毎年5月20日~6月18日頃
限定御朱印② 甘茶の写真に金墨で『甘露』の朱印
限定御朱印③ 黒い背景の毘沙門天像の写真に金墨書き
・りんどうの庭『甘露庭』特別公開
毎年10月15日~10月18日頃
限定御朱印④ ご本尊薬師如来の写真に銀墨書き
限定御朱印⑤ リンドウの写真に毘沙門天朱印と金墨書き
・もみじの庭 『甘露庭』特別公開
毎年11月21日~12月6日頃
限定御朱印⑥ わかりませんでした。
限定御朱印は書置きで御朱印料(値段)は1枚400円
拝観時間 10:00-17:00
*毎年その時期の土曜~日曜までのようです
・ライトアップ 5月末頃の日曜
拝観時間 20:00~22:00
一般 500円
中学・高校生 300円
日没後には「蛍放生会」が行われます

◆善哉の特別拝観◆
毎年12月21日
限定御朱印⑦ 一休さんのカラーイラスト紙に書かれた御朱印

 

建仁寺塔頭
霊源院

 

霊源院

お寺の見どころ紹介

京都最古の禅寺、建仁寺の境内にある塔頭寺院霊源院は両足院と共に建仁寺の学問面(がくもんづら)での中核を担ってきたお寺です。

建仁寺の境内はとても広いですが、霊源院さんは特別公開をしている際には建仁寺の境内に案内板をだしてくださるので、それに導かれるようにいくと霊源院さんにたどり着けます。

霊源院の歴史

室町時代初期に「妙喜世界」が創建されました。創建当初は現在の東福寺の塔頭寺院「萬寿寺」に建てられたそうです。
その後、「妙喜世界」は室町時代中頃に建仁寺の境内へ移築されました。
戦国時代(応永年間)に一庵一麟が両足院の開基・龍山徳見を勧請開山(お願いしてきていただいた開祖)として「霊泉院」を創建しました。
その後、お寺おなじみの大火にあいますが、安土桃山時代(慶長年間)に復興し「霊源院」と改号しました。
明治になると、廃仏毀釈の流れの中で、「妙喜庵跡地」(妙喜世界の跡地)「霊源院」を移転しました。

同じ東福寺の塔頭寺院の両足院と共に、鎌倉時代末期から室町時代にかけ、京都五山と鎌倉五山の禅僧たちによって栄えた漢文学・五山文学の最高峰寺院とされました。「建仁寺の学問面」の中核を担った霊源院からは、室町時代の五山派を代表する学僧が数多く輩出されたそうです。

秘仏 毘沙門天立像

2015年に約70年ぶりに保管先の京都国立博物館からお帰りになられたので、近年特別公開されております。

この毘沙門天像は、中巌円月坐像の胎内仏(仏像の中に納められている仏像)です。
1996年に発見されました。
慶派の仏師によって鎌倉時代に彫られた木像です。

中巌円月坐像とは、五山文学で活躍した臨済宗の僧侶です。お堂の中央の祭壇に祀られていますが、ご本尊ではないようです。

毘沙門天像は、仏教の東方を守護する守護神です。
胎内仏とだけあって小さめですが、凛々しいお顔立ちと、甲冑の表現がとっても繊細で上品な印象です。
クイッと腰をひねったポーズには躍動感があります。

一般的に毘沙門天像は左手に宝塔を持っていますが、霊源院の毘沙門天像は違い特別なものを持っています。

左手に、水晶の玉を持っておられます。
その中には伝教大師最澄が持ち帰ったという仏舎利(お釈迦様の骨)が納められていると伝えられます。

この水晶の中の仏舎利は、お寺の方が丁寧に説明してくださるのですが・・・
あんまりよく見えませんね。

 

甘露庭

創建から約650年間非公開でしたが、2015年より特別公開されているようです。

霊源院の境内東側一帯に広がる「甘露庭」は近年新しく作り直された枯山水庭園です。
ヤマアジサイの一種である「甘茶」が咲き誇るお庭で、8種類約200株が植えられています。

この甘茶は、釈迦の誕生を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」で用いられる甘茶の原料となるもので、お寺の方が毎年摘み取り、煎じてお茶にするのだそうです。

庭園ではほかにも沙羅双樹(さらそうじゅ)など釈迦に関わりのある植物を目にすることができます。

期間中は、「也足軒(やそくけん)」と名づけられた四畳半の見事なお茶席でお抹茶をいただけます。
特製和菓子と抹茶のセット 1000円
甘茶(干菓子付)500円

 

この他に、霊源院の見どころといいますと、看板犬のミニーちゃんです。
とってもかわいい柴犬さんです。

霊源院では、坐禅体験・ご住職の法話・お茶席・写仏・写経などの拝観コースが用意されています。
いずれの拝観も、通常時は10名からの予約制になりますので、個人で霊源院を訪れる際は特別拝観の時期を狙っていきましょう!

アクセスについて

【公共交通機関でのアクセス】
■京阪電車
⇒「祇園四条駅」より 徒歩 7分
■阪急電車
⇒「河原町駅」より 徒歩10分
■JR京都駅より 市バス 206系統・100系統
⇒「東山安井」より 徒歩5分
⇒「南座前」より 徒歩7分
⇒「祇園」より 徒歩10分
⇒「清水道」より 徒歩10分

【駐車場】
建仁寺では駐車場があります。
普通車45台
料金 30分200円
建仁寺の拝観をすると1時間無料券がもらえます
コインパーキングのようなゲート式のタイプです。
駐車場に面した道は、土日と4月は「東行き一方通行」となります。
朝8時頃に行ったので駐車できましたが、午前中ですぐに満車となっておりました。
祇園花見小路を通って行きましたので、人通りが多い時間に通るのはかなり危険です。花見小路以外の裏通りも観光客がたくさんいて、一方通行も多いのでとっても危険でストレスも多いです。

公共交通機関でのアクセスがおすすめです。

 

山建仁寺塔頭 霊源院
京都市東山区大和大路四条下ル小松町594 
特別公開時
■拝観時間
10:00-17:00
■拝観料
500円

 

 

 

 

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2017年7月24日 by gogogosyuinnagither

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