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御朱印
京都のパワースポットとして大人気の安井金比羅宮、「安井のこんぴらさん」でいただける御朱印はこちらでした。
御朱印料(値段)は300円です。
安井金比羅宮
神社のご利益の紹介
安井金比羅宮は「悪縁を切り、良縁を結ぶ」神社として大変人気ですが、特に「縁切り」の方のご利益のパワーがすごいと話題で連日たくさんの参拝者でにぎわっています。
良縁に結ばれたご夫婦やカップルがお参りしても縁が切れることはないそうです。
二人がより深くより強く結ばれる御利益をいただけますのでご安心を。
と安井金比羅宮もおっしゃっておられますので、ここへお二人でお参りされてその後お別れすることとなった場合は
良縁ではなかったということですね。早くお別れできてよかったじゃないですか。
安井金比羅宮の歴史
安井金比羅宮の創建は古く、奈良時代まで遡ります。
大化の改新で知られる天智天皇(てんちてんのう)と共に政治改革を行った藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が子孫反映を祈願して仏堂を建て、この地に藤の木を植えて「藤寺」としたことが起源とされています。その後、大きなお寺となり「観勝寺(かんしょうじ)」となりました。
崇徳天皇が亡くなった後、残された妃の阿波内侍が、亡くなった天皇を弔おうと二人の思い出の地である観勝寺の中にお堂を建て崇徳天皇をお祀りしました。
江戸時代になって、崇徳天皇をお祀りする金比羅宮が改めて現在の場所に創られました。このころから、「安井金比羅宮」「安井のこんぴうらさん」と呼ばれるようになったのだそうです。
明治時代になると、「神仏分離」(お寺と神社は分ける)の政府の方策のために、お寺は廃されしまいましたが、安井金比羅宮だけがこの地に残ったのだとか。
御神祭 崇徳天皇
崇徳天皇(すとくてんのう)は、この観勝寺の藤をとても気に入っていたので、久安2年(1146年)にお堂を修造して、寵妃(特にかわいがっているきさきや婦人)である阿波内侍(あわのないし)を住まわせて、度々お通いになっていたそうです。
ですが、父親の鳥羽天皇からはうとまれ異母弟である近衛天皇に呪いをかけて殺したと噂されたりと、不運な崇徳上皇は保元の乱を起こします。この戦いに敗れて讃岐の国(香川県)へ流刑となりました。讃岐での悲嘆にくれる軟禁生活の中、崇徳上皇は金毘羅大権現(香川のこんぴらさん)を深く敬われ熱心に参拝されましたが、崇徳上皇はついに京都に帰ることなく讃岐で崩御されました。
この世を呪いながら亡くなったなんて言われているそうです。
崇徳上皇が亡くなった後、都では飢饉などの災害などの不幸が続いておこった為、この世を呪いながら亡くなった崇徳天皇の祟りではないかと人々は恐れるようにり、その御霊を鎮めようと神社を建て、崇徳上皇を祀りました。
全国の「金刀比羅宮」「金比羅宮」はこの崇徳上皇が祀られています。
安井金比羅宮の悪縁切りは、崇徳天皇が讃岐の国で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、古来より断ち物の祈願所として信仰されてきことに由来します。
また、愛する寵妃・烏丸殿とも分かれねばならなかった崇徳天皇の哀しみが、人々が御自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女の縁を妨げる全ての悪縁を絶切って下さると信じられています。
男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただけるのだそう。
いつの間にか、とってもオールマイティな悪縁切りに発展したのですね。
現在でも5月ごろになると安井金比羅宮には美しい藤が咲き誇ります。
縁切り縁結び碑(いし)
この碑を見れば、「知ってる!」となる有名で衝撃的なビジュアルのいしです。
高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石。悪縁切りの祈願をした方々のお札がびっしりと貼ってあり、石自体は全く見えません。
中央の亀裂を通して神様のお力が円形の穴に注がれているのだそうです。
お参りの仕方 お作法
- 御本殿をお参りします。
- 「形代(かたしろ)」という身代りのお札をいただきます。(形代は碑の左側の台にてあります。100円以上の志納を賽銭箱へ。)
向かって左側に「切りたい悪縁」を書き、右側に「結びたい良縁」を書きます。
裏側に氏名などは書かなくても良いみたいですよ。 - 形代を持って、願い事を念じながら碑の表から裏へくぐり抜ける
- 同じく形代を持って願い事を念じながら碑の裏から表へくぐる
-
最後に形代を碑の好きなところに貼る(糊は用意されています。)
※形代は自身の身代わりであるため、穴をくぐれない方は形代を手に持って表から裏、裏から表と略しても良いとの事です。
おすすめの参拝時間
縁切り縁結び碑は24時間お参りができます。神社の授与所は9:00~17:30なので、この時間に行くと若い女性の参拝者でかなり賑わっています。
大勢の前で碑をくぐるのがちょっと。。。という方や、悪縁切り祈願に集中したいので静かな時間にくぐりたいという方は、9:00~17:30以外の時間に行くと良いでしょう。
私は、8:00に六波羅蜜寺へ到着する為に、8:00より少し前に安井金比羅宮の前を通りかかったので、境内に入ってみたのですが、
お一方、静かな朝の安井金比羅宮で縁切り縁結び碑をくぐられておりました。
ちなみに御朱印は、六波羅蜜寺と六道珍皇寺と法観寺をまわった後で、大混雑の安井金比羅宮でいただきました。
安井金比羅宮はこの縁切り縁結び碑の他にも、金比羅絵馬館という絵馬ギャラリーがあり、手塚治虫や水木しげるなど有名人の奉納した絵馬がみられるという楽しそうな場所もあるようです。
私は、境内の人の多さに御朱印とおみくじをいただいて、足早に建仁寺へ向かいました。
おみくじは画像の様な、結ばず持ち返るタイプでなんかいいにほひがしたような。。。
東京大神宮のおみくじに似てました。若い女性の縁結びご利益で人気という共通点がありますね!
くれぐれも、悪意に満ちた縁切り祈願をなさらないように。ご自身に跳ね返ってきます。
Googleのストリートビューで境内を歩けるので楽しいですよ。
⇒ストリートビューで安井金比羅宮を散策する
アクセスについて
【公共交通機関でのアクセス】
■市バス206系統北大路バスターミナル行
⇒「東山安井」下車、南へ徒歩1分
■京阪本線
⇒「祇園四条」駅から徒歩10分
■阪急京都線
⇒「河原町」駅から徒歩15分
【駐車場】
普通乗用車用の駐車場があります。
収容台数 12台
駐車料金 30分毎200円
一日最大料金2,000円
参拝者は社務所に申し出ると割引があるようです