もくじ
- 御朱印
- オリジナル御朱印帳
- 鎌倉長谷寺の歴史
- ご本尊 十一面観音菩薩像の伝承
- 長谷寺式十一面観音
- 本堂(観音堂)
- 観音ミュージアム
- 阿弥陀堂
- 地蔵堂
- 大黒堂
- 弁天堂・弁天窟
- 長谷寺花だより
- アクセスについて
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御朱印
鎌倉にある長谷寺でいただいた御朱印はご本尊の十一面観音が祀られているお堂という意味の『十一面大悲殿』をいただきました。
鎌倉の長谷寺でいただける御朱印は5種類と御詠歌1種類があるようです。
御朱印料(値段)は1つ300円です。
御朱印がいただける場所は山門横の拝観受付を通ってすぐの場所にあります。
混雑している時は、御朱印授与の待ち時間が30分以上かかる場合もあるとのこと。
①「十一面大悲殿」 坂東三十三観音霊場 第四番札所
②「十一面大悲殿」 鎌倉三十三観音霊場 第四番札所
③「出世開運大黒天」 江の島七福神巡り
④「厄除け阿弥陀如来」 鎌倉六阿弥陀霊場 第二番札所
⑤「弘法大師」 弘法大師相模二十一ヶ所 第十二番札所
⑥御詠歌 坂東三十三観音霊場 第4番札所
オリジナル御朱印帳
鎌倉の長谷寺のオリジナル御朱印帳は4種類でした。
2017年頃に新作が4種類増えたようで、全部で8種類のオリジナル御朱印帳があるようです。
2016年末から2017年で4種類も増えたみたいなので、この先も可愛いデザインの御朱印帳が出るのでは??と期待しちゃいますね!
【鎌倉長谷寺オリジナル御朱印帳種類まとめ】
①紫陽花柄 パープル
御朱印帳料 (値段)1500円
サイズ 約18cm×12cm(大きいサイズ)
お揃い柄の御朱印帳袋あり(別売り3000円)
②紅葉 薄オレンジ
御朱印帳料 (値段)1500円
サイズ 約18cm×12cm(大きいサイズ)
お揃い柄の御朱印帳袋あり(別売り3000円)
③桜 ピンク(新作)
御朱印帳料 (値段)1200円
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
④桜 グリーン(新作)
御朱印帳料 (値段)1200円
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
⑤観音様イラスト ホワイト(新作)
御朱印帳料 (値段)1200円
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
⑥和み地蔵イラスト ホワイト(新作)
御朱印帳料 (値段)1200円
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
⑦和み地蔵 若草色
御朱印帳料 (値段)1200円(値上げしたようです)
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
⑧唐草 グリーン
御朱印帳料 (値段)1200円(値上げしたようです)
サイズ 約16cm×11cm(小さいサイズ)
鎌倉長谷寺の歴史
「長谷観音」の名で親しまれている鎌倉の長谷寺の歴史は古く、奈良時代(736年)に創建されたと伝わります。
大和(現在の奈良県)の長谷寺を開創した僧、徳道上人(とくどうじょうにん)を藤原房前(ふじわらのふささき・中臣鎌足の孫)が招き、十一面観音をご本尊として鎌倉に大和の寺と同じ名前の寺「長谷寺」を開いたと伝わります。
この、ご本尊「十一面観音菩薩像」には大和の長谷寺とのつながりを示す古くからの伝承があります。
ご本尊 十一面観音菩薩像(長谷観音)の伝承
ご本尊である「十一面観音菩薩像」について、お寺の縁起にはこのように記されているそうです。
大和(奈良県)の長谷寺を開いた徳道上人によって、稽文會(けいもんえ)と稽首勲(けいしゅくん)という二人の仏師が、とても大きな楠の霊木からとても大きな二体の観音像が造られました。(像高9mを超える)
二人の仏師は、この大きな二体の観音像をなんと三日三晩で造り上げたと伝わります。
実は、この二人の仏師は不空羂索観音菩薩と地蔵菩薩の化身だったのだそうです。
菩薩様の化身によって造られた二体の十一面観音菩薩像のうち、一体は大和の長谷寺のご本尊となりました。
残りのもう一体はというと・・・
衆生済度(生きているものすべてを迷いの中から救い、悟りの世界に渡し導くこと。)の願いが込められ、開眼供養を執り行った行基菩薩によって海の中へ捧げられました。
海に捧げた15年後(736年)、十一面観音像は相模国の三浦半島付近に流れ着きました。
この報告を受けた大和の長谷寺の開基(寺を創立した人)藤原房前は、流れ着いた十一面観音像を鎌倉へ遷し、ご本尊として鎌倉に長谷寺を開いたのだそうです。
大和の長谷観音と鎌倉の長谷観音は同じ楠の霊木から彫りだされたと伝わります。
現在観音堂に祀られている十一面観音菩薩像は創建当初からのものとは言い難く、また後世の修復も多く加えられているため、制作年代については未詳と言わざるを得ません。
鎌倉長谷寺オフィシャルHPより
長谷寺式十一面観音
長谷寺式十一面観音像とは、一般的な十一面観音菩薩とは持ち物が違います。
そして、全国の長谷寺におられる十一面観音菩薩様のほとんどが、この長谷寺式十一面観音菩薩となっています。
一般的な十一面観音菩薩が、右手を下向きに下げ、左手に水瓶か蓮華を持っているのに対し、
長谷寺式十一面観音菩薩は、右手に錫杖(シャンシャン鳴る杖)を持ち、左手は同じく水瓶か蓮華を持っています。
本堂(観音堂)
「長谷観音」と呼ばれるご本尊の十一面観音立像をお祀りしているお堂です。
観音堂を入るとすぐに、暗がりの中にとても大きな観音様がおられるのが目に入り、その大きさに驚きます。
土日とのなると観音堂の中は混雑していて、観音様の目の前まで行くのは大変ですが、観音様は像高三丈三寸(9.18m)もあるので遠くからの方が全貌がよく見れます。
鎌倉の長谷寺はとても古いお寺なので、その歴史の中で幾度なくお堂が焼失し、再建を繰り返してきたそうです。
特に、関東大震災ではひどく被災し、旧来のお堂は止む無く建替えとなり、震災から約60年後の昭和61年、現在のお堂である鉄筋コンクリートの丈夫なお堂が完成となったのだそうです。
観音ミュージアム
旧宝物館を改修し、2015年10月に「観音ミュージアム」としてリニューアルオープンしました。
本堂(観音堂)の左手に観音ミュージアムの受付があります。
拝観料とは別に、入館料300円が必要です。
館内は、たくさんの仏像が展示してありタッチパネルにようる解説など、近代的な設備になっています。
観音堂内に祀られていた『延命地蔵尊』、神奈川県最古のものと伝わる『大黒天』などが収蔵されています。(常時展示ではないようです)
私が行った時は、私以外に来館者はいなく貸し切り状態でした。
(観音堂にはあんなにたくさんのひとがいたのに。。。)
観音ミュージアムの入館料300円を払うと、チケットとパンフレットとクリアファイルがいただけます。
このクリアファイル、表面と裏面でポケットのタイプが違い使い勝手の良いものとなっていてかなりお得だと思いました。
阿弥陀堂
本堂の向かって右手に阿弥陀堂はあります。
ここに祀られている阿弥陀如来坐像は、鎌倉誓願寺(現在は廃寺となっている)のご本尊だったもので、「鎌倉六阿弥陀」のひとつにも数えられます。
この旧誓願寺の阿弥陀如来坐像は、言い伝えによると、鎌倉幕府初代将軍である源頼朝が、自身の42歳の厄除けのために造らせたものなのだそう。
この言い伝えから、「厄除阿弥陀」と呼ばれています。
地蔵堂
庭園の階段を登った先に地蔵堂があります。
長谷寺の信者の方々の願いによって建てられたお堂です。
このお堂も老朽化に伴い、2003年に再建された新しいお堂です。
子安・繁栄のご利益のある「福壽地蔵」がお祀りされています。
大黒堂
大黒堂のご本尊は、1412年の銘がある神奈川県最古のものと伝わる大黒天ですが、現在は観音ミュージアムに収蔵されています。(常時出展ではないようです)
代わりに、お堂の中には「出世開運授け大黒天」や「さわり大黒天」が祀られています。
鎌倉・江の島七福神めぐりの大黒天です。
弁天堂・弁天窟
弁天堂には、弘法大師に縁のある「出世弁財天」がお祀りされていましたが、現在は観音ミュージアムに収蔵されているそうです。
代わりに、現在は「福徳弁財天」がお祀りされています。
弁天窟は弁天堂のそばにあります。
弘法大師が修行したと伝わる洞窟で、壁面には弁財天や十六童子などたくさんの仏様が刻まれています。
入り口からして狭く、先が真っ暗で怖いですが、内部はもっと怖かったです。
暗く、蝋燭とところどころにあるスポットライトの明かりが壁面に彫られた仏をゾゾゾーと照らしていました。
内部は結構奥が深く、迷子になりそうでした。
一人旅でしたので、一人でひたすら奥へと探索しました。
頭上が低くなっているところもあり、藤岡弘の気分でずんずん進んでいきました。
先を行くカップルがキャッキャしてて楽しそうでした。
長谷寺花だより
鎌倉の長谷寺も奈良の長谷寺と同様に花の寺として有名です。
特に梅雨の時期にはお庭が紫陽花に彩られることで有名で、お寺のオリジナル御朱印帳の絵柄にもなっています。
鎌倉の長谷寺で紫陽花が美しく咲く時期は
5月下旬から7月上旬です。
紫陽花を含む48種類の花が咲くそうで、その開花時期見やすいカレンダーになっているので、お寺に行かれる際はチェックしてみてください。
アクセスについて
■公共交通機関でのアクセス
● JR 横須賀線「鎌倉駅」下車→バス「長谷観音」下車、徒歩5分
●江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
■駐車場
普通車30台有り 30分300円
※予約および駐車場のみのご利用は出来ません。
■霊場
鎌倉三十三観音霊場 第四番札所
坂東三十三観音霊場 第四番札所
鎌倉六阿弥陀霊場 第二番札所
弘法大師相模二十一ヶ所 第十二番札所
江の島七福神巡り 大黒天
■拝観時間
3月~9月 8:30~17:00(閉山17:30)
10月~2月 8:00~16:30(閉山17:00)
■拝観料
大人 300円
小人 100円
【観音ミュージアム】
■開館時間
9:00~16:30(受付は16:00まで)
■入館料
大人 300円
小人 150円
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