今回は、御朱印を始めて少し慣れてきた頃に疑問に思う事についてご案内したいと思います。
前回ご紹介した、御朱印初心者さん向けの始め方やマナーをまとめた記事はこちらです。
初心者でもわかりやすい!御朱印の始め方とマナーQ&Aその1
『近頃みんなSNSで御朱印をUPしてる、なんだか素敵で楽しそう!私も御朱印あつめを始めてみたい!!』 と思っているけど、 お寺なんて行ったことないし・・・ むしろお寺と神社の違いもよくわからない。。。 そんな初心者の方に…
- Q.1御朱印をいただいたら、その場ですぐに中の確認を!
- Q.2御朱印帳は何冊持ち歩く?
- Q.3持ってると役立つ御朱印セットは?
- Q.4御朱印帳は裏面も使うの?
- Q.5御朱印帳の裏面、裏うつりは大丈夫?
- Q.6御朱印帳には名前を書くべき?
- Q.7御朱印がいただけないお寺がある?
- Q.8御詠歌(ごえいか)とは?
- Q.9御首題(ごしゅだい)とは?
- Q.10同じお寺や神社で何度も御朱印をいただいても良い?
- Q.11御朱印の重ね印とは?
- Q.12霊場とか巡礼とか札所って何?
- Q.13何を基準に訪れる寺社を決めているの?
- Q.14他人の御朱印帳には触れてはいけない?
- 【御朱印をもらう際の注意事項】
- 最後に
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Q.1御朱印をいただいたら、その場ですぐに中の確認を!
御朱印をいただいたら、その場ですぐに書いていただいたページを確認してください!
①御朱印は逆向きではないか?
1度だけありました。
良かれと思って、書き手の方から見て正位置に渡したが、
戻ってきた御朱印帳には、上下逆に書かれた御朱印が。。。
②本当に自分の御朱印帳ですか?
御朱印人気と共に、御朱印帳の取り違えが増えてきているようです。
人気のデザインの御朱印帳は、思いがけない場所でもでかぶります。
③日付はあっているか?
たまに日付が間違っていることがあります。
④朱印はかすれていないか?
せっかくいただいた限定の印が・・・見えぬ。
なんてこともあるみたいですよ。
再度、御朱印受付の列に並ぶのは大変なので、
御朱印帳を受け取ったその場で確認するようにしましょう!
Q.2御朱印帳は何冊持ち歩く?
常に数冊持ち歩いています。
お寺用と神社用はもちろん、最低でもお寺用2冊を持ち歩いています。
ケース1
御朱印受付所で御朱印帳を預け拝観をし、「お帰りの際に御朱印帳をお受け取り下さい」といったシステムの寺社も多くあります。
御朱印帳を預けてあるのに、境内の他のお堂でも御朱印がいただける。
といった場合も少なくないので、常にお寺用を2冊以上持ち歩いています。
ケース2
「お寺へ行くから神社用の御朱印帳は不要だ!」と思っていたら、お寺の中に神社があり、御朱印をいただけるチャンスだった。という事も良くあります。
神仏習合(神社とお寺が仲良く一緒)の場合はとても多いので、
お寺に行く場合でも神社用の御朱印帳もあったほうが良いです。
ケース3
「○○霊場専用御朱印帳」であれば、それ専用の御朱印しかいただけません。
その他の御朱印をいただく場合は、霊場専用ではない御朱印帳が必要となります。
Q.3持ってると役立つ御朱印セットは?
『テープのり』
『たくさんの100円玉』
限定御朱印などの書置きの御朱印をいただいたけど、
次のお寺で御朱印をいただく際に、御朱印帳に書置き御朱印を貼るスペースを空けておきたい
(いただいたお寺や日付順に御朱印帳を埋めていきたい)
そんなときって結構ありますよね。
書置き御朱印をその場で御朱印帳に張り付けられるようにテープのりを持参!
注意)裏側が毛羽立っている和紙などはテープのりがうまく付きません!その場合がスティックのりがおすすめです。
スティックのりなどの水分の多いのりは、半紙が膨張して乾いたときに縮むので、最終的に御朱印帳が突っ張ってしまいキレイに閉じられなくなるので注意!!
『たくさんの100円玉』は『初心者でもわかりやすい!御朱印の始め方とマナーQ&Aその1』で紹介しています。
Q.4御朱印帳は裏面も使うの?
蛇腹状の御朱印帳は表面が埋まったら、裏面にも御朱印をいただくものです。
【私の経験談】
数種類の御朱印がいただけるお寺でのことです。
表面のページが1ページしか残っていなく、裏に書いていただきたくなかったので、別の御朱印帳を出したところ
『御朱印帳は裏面も使いなさい』と強制的に裏面に御朱印をいただきました。
この経験の後、私は常に数冊の御朱印帳を持って参拝し、
数種類の御朱印がいただける寺社では、残りページに余裕のある御朱印帳でいただくようにしています。
Q.5御朱印帳の裏面、裏うつりは大丈夫?
裏うつりしているページは書置きの御朱印を貼ることで対応
様々な御朱印帳があり、その紙質も様々です。
紙質によってはガッツリ裏に墨が滲んでしまうものがあります。
裏面に墨の滲んだページに御朱印をいただくのはなんだか気がひけますね。
そんな時私は、書置きの御朱印を貼ることで対応しています。
余談、
紙質によっては墨が乾きにくいものもあり、御朱印をお願いした際に
『こういう紙は御朱印が書きにくいんだよね・・・』
と、係の方の心の声が聞こえてきたことがあります。
『(ごめんなさい。デザインが気に入った御朱印帳なもので・・・。)』
Q.6御朱印帳には名前を書くべき?
名前と連絡先を書くべし!
御朱印帳の取り違えが発生しているようです。
Twitter等で取り違えた御朱印帳を探す拡散ツイートをたまに目にします。
住所や電話番号を書くのが一番良いと思いますが、個人情報が気になる方はメールアドレスでも良いと思います。
人気のお寺の御朱印帳って、意外とかぶるんですよね!
京都のお寺オリジナル御朱印帳なのに、鎌倉で同じ人にあったとかね。
Q.7御朱印がいただけないお寺がある?
あります。
浄土真宗の一部宗派では御朱印がいただけません。
Q.8御詠歌(ごえいか)とは?
寺々を巡拝する人が、そこの仏をたたえてうたう歌。
【起源】
花山法皇が西国三十三所の各札所で詠まれた御製の和歌を、後世の巡礼者が節をつけて巡礼歌として歌ったものであるとされている
【簡単に言うと】
そのお寺や仏様の美しさを昔の人が詠った和歌。
西国三十三所のお寺は御詠歌がいただける代表のお寺です。
西国三十三所巡礼専用の御朱印帳でなくても御詠歌はいただけます。
御朱印一覧に御詠歌がなくても、『御詠歌も下さい』と言っていただいています。
Q.9御首題(ごしゅだい)とは?
このように、『南無妙法蓮華経』と書かれているものです。
日蓮宗の寺院(一部を除く)では、御朱印ではなく御首題となります。
【御首題をいただく際の注意点】
御朱印帳にも御首題を書いてくれるお寺もあるが、御主題帳にしか御首題をかいてくれないお寺もあります。
御朱印帳には『妙法』とだけ書いていただける場合もあります。
Q.10同じお寺や神社で何度も御朱印をいただいても良い?
良いです。
本来御朱印は、写経を奉納した証でした。
現在では、お参りをした証です。
お参りをしたのであれば、御朱印は何度いただいても罰はあたらないでしょう。
Q.11御朱印の重ね印とは?
御朱印帳や納経帳の同じページに
初めの参拝は、墨書きと朱印
二度目以降は、朱印のみを重ねていくことです。
玄人の先達の方は、ページが朱印で真っ赤になり、
その帳面の重さはずっしりとしているそうです。
特に四国八十八箇所霊場で盛んに行われているようです。
西国三十三所でも行われています。
つまり、霊場用の納経帳で行うのが一般的なのでしょう。
あの世へもっていく際に、棺が御朱印帳や納経帳でかさばらないように。でも、たくさんお参りした証は持っていく!
という理由から、たくさんお参りした証が1冊にまとめられる重ね印システムがあるようです。
Q.12霊場とか巡礼とか札所って何?
■霊場とは、神仏の霊験あらたかな場所の意
簡単に言うと⇒昔から神様仏様のご利益がある場所
■巡礼とは、霊場を参拝してまわること。
平安時代の中期から、修験道や僧たちの修行としてはじまりました。
簡単に言うと⇒霊場巡礼、霊場巡り、札所巡り等いろいろな呼ばれ方があります。
何かしらの縁でくくられた霊場のグループで、
全部の霊場を参拝し終えると満願
(↑簡単に言いすぎた感もありますが、、、)
四国八十八箇所霊場や西国三十三観音霊場がメジャー
その他にも霊場はたくさんたくさんあります。
エリア別の巡礼が多く、観音・不動・文殊など仏様でくくられているもの、
聖徳太子や法然上人など縁のある人くくりの霊場なんかもありますね。
■札所とは、仏教の霊場で、参詣したしるしに札を受けたり、納めたりするところ。
西国三十三所、四国八十八箇所など。
簡単に言うと⇒○○霊場第三十三番札所のように見かけるもので、
何番目のお寺ですよ、って意味で理解しています。
霊場巡礼の際に、納経のあと願い事、住所、姓名、年月日を記した木札を天井や柱に打ちつける風習がおこった。札所に巡礼することを「札を打つ」ともいうのは、この風習から出ている。
Q.13何を基準に訪れる寺社を決めているの?
なんでも良い!!
私の場合、仏像に興味があるので、国宝の仏像のあるお寺を中心に廻り始めました。
■お目当ての御朱印がある
■お目当ての御朱印帳がある
■わからないけど巡礼に挑戦
(エリアの狭い巡礼はまわりやすくておすすめ)
■好きな武将がいる
■とにかく仏像がたくさん見たい
■古い建築物に興味がある
■季節の花が綺麗なお寺へ行きたい
■フォトジェニックなお庭があるお寺
なんでもいいと思います!
何かテーマを決めると、次に行く御朱印の旅の計画が立てやすいですね。
Q.14他人の御朱印帳には触れてはいけない?
一度だけありました。
預けていた御朱印帳を自分で取ろうとした際に
『勝手に御朱印帳に触れないで下さい!他人の御朱印帳の中は絶対に見てはいけないし触ってもいけない!!』
と、ピッシャっと言われてしまいました。
自分の御朱印帳を取ろうとしただけなのに、しゅん。。。
正式なルールはわかりませんが、係の方に御朱印帳を受け渡していただくのをおとなしく待っていたほうがよさそうです。
【御朱印をもらう際の注意事項】
①必ず参拝をすること
御朱印だけをもらうことは絶対NG!
②転売禁止
限定御朱印やオリジナル御朱印帳の ネットでの転売が問題になっています。
参拝した証を転売していまったらなんの意味もありません。絶対にやめましょう!
最後に
『お寺や神社に行く前に知ってたら良かった!』と私が経験したことを中心に紹介しています。
書籍やWebなどの情報を参考にアンサーを書いていますが、
私が実際にお寺や神社を参拝した際の経験に基づくアンサーでもあります。
正式なマナーとは少し違う部分もあるかもしれませんが、それぞれの寺社のルールーに臨機応変に対応しようとした結果でもあります。
みなさんも、この記事だけを参考にせずそれぞれの寺社にあった対応を心がけてください。
神様や仏様に失礼のないよう、マナーを守って楽しく御朱印を集めましょう。
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