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御朱印
北鎌倉の駅を降りてすぐの円覚寺でいただいた御朱印は『宝冠釈迦如来』の1種類です。
総門横の御朱印受付所でいただける御朱印はこの『宝冠釈迦如来』の1種類のようです。
この他に、弁天堂、境内奥の佛日庵でいただけるものや、期間限定の御朱印があり
全部で9種類の御朱印がいただけるようです。
御朱印料(値段)は1つ300円です。
総門横の御朱印受付所では、御朱印帳を預けて番号札と引き換えに御朱印をいただくシステムです。
弁天堂や境内奥の佛日庵で御朱印をいただく場合は、一旦総門横の御朱印受付所で御朱印帳を受け取るか、もう1冊御朱印帳を用意しておく必要があります。
【円覚寺の御朱印の種類 まとめ】
■総門横、御朱印受付所でいただける御朱印 常時拝受
①『宝冠釈迦如来』
②『宝冠釈迦如来』 東国花の寺百ヶ寺 鎌倉十一番札所
③『大悲殿観世音菩薩』 円覚寺百観音霊場 第一番
■弁天堂でいただける御朱印(階段キツイ)
④『洪鐘弁財天』常時拝受
■境内奥、佛日庵でいただける御朱印
⑤『南無地蔵尊』 鎌倉二十四地蔵尊霊場 第十四番 常時拝受
⑥『南無十一面観世音』 鎌倉三十三観音霊場 第三十三番 常時拝受
⑦『北条時宗公御廟』常時拝受
■円覚寺宝物風入れ期間限定御朱印
⑧『功徳林』
期間:毎年11月初旬の3日間
2017年は11月3~5日
場所:方丈前
■舎利殿の特別公開期間限定御朱印
⑨『舎利膽禮』
期間:毎年5月初旬3日間(GW)
毎年11月初旬の3日間(宝物風入れ期間)
場所:舎利殿前
オリジナル御朱印帳
円覚寺のオリジナル御朱印帳は御朱印受付所にていただけます。
デザインは、麻の様な絣がかった布地に金字で「佛心」と大きく書かれ、左下にお寺の名前が書かれています。
裏面は特に何も書かれていません。
カラーはピンク・紺・緑の3色です。
御朱印帳料(値段)は1冊1500円(御朱印料含む)です。
円覚寺の歴史
神奈川県の鎌倉にある円覚寺は、
山号を瑞鹿山(ずいろくさん)、寺号を円覚寺(えんがくじ)とし、臨済宗円覚寺派の大本山で鎌倉五山の第二位のお寺です。
円覚寺は、鎌倉幕府8代執権・北条時宗によって1282年に創建されました。
円覚寺の創建された主な目的は、文永の役(モンゴル帝国の襲来)によって亡くなった多くの戦没者(日本人もモンゴル人も)の菩提を弔うためです。
山号の「瑞鹿山」は、「めでたい鹿のおやま」という意味で、仏殿開堂の儀式の際に、開山・無学祖元禅師の法話(仏法を説き聞かせる話)を聞こうとして白鹿の群れが集まったという逸話からつけられたそうです。
現在も境内には、その鹿の群れが飛び出してきた穴とされる「白鹿洞」があります。
総門
北鎌倉駅を下車すると、階段の先に総門が見えてきます。
総門には山号の『瑞鹿山』の文字が掲げられています。
この総門を入ってすぐに、拝観受付と御朱印受付所、お守りなのど授与所があります。
山門(三門)
円覚寺は創建以降度重なる火災にあっていて、
この山門も創建当時のものではなく、1785年に再建されたものです。
山門の楼上(2階部分)には、十一面観音菩薩像や十六羅漢像などが安置されています。
禅宗の三門の2階部分は一般的に、釈迦如来像と十六羅漢像などが安置されていることが多いのですが、円覚寺の三門は十一面観音菩薩像なのですね。
修行中の菩薩様と十六羅漢とは、珍しい!不思議!
三門とは、単なる入り口ではなく仏道世界と俗世界の境界という役割があります。
迷いから解放される3つの道を意味する 三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、煩悩を取り払って解脱の世界である仏殿に至る門という意味があるのだそうです。
仏殿
円覚寺のご本尊『宝冠釈迦如来坐像』が祀られています。
関東大震災で倒壊し、昭和39年(1964)に再建されました。
禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物です。
お寺の大切な行事や毎朝の暁天坐禅が、ここで行われているのだそうです。
ご本尊の宝冠釈迦如来坐像はおよそ2.6mの大きなお像です。頭部のみが古い時代のものなのだとか。
方丈
本来は住職の住む建物ですが、現在では儀式や座禅会、秋の宝物風入れなど多目的に使われています。
佛日庵
方丈より左手、境内の奥へと続く道を行くと佛日庵があります。
佛日庵については、パンフレットにもお寺のHPにも特に紹介はされていません。
佛日庵は円覚寺の塔頭寺院(お寺の境内の中にあるお寺)なので、HPも「佛日庵」として別にあり、拝観料も別途必要です。(100円)
この、佛日庵では3種類の御朱印がいただけます。
■『南無地蔵尊』
(鎌倉地蔵尊霊場第十四番)常時拝受
■『南無十一面観世音』
(鎌倉三十三観音霊場第三十三番)常時拝受
■『北条時宗公御廟』常時拝受
本堂には、ご本尊「地蔵菩薩坐像」をお祀りされています。
開基廟には、「北条時宗公像」や「十一面観音坐像」などが祀られています。
佛日庵では、毎週土曜日にお抹茶付きの写経会(1500円)が行われていたり、義村 幸講師による仏像彫刻教室が行われていたりと、体験型のお寺です。
国宝 舎利殿
舎利殿は境内の奥にあるのですが、私は時間の都合で方丈より奥には行っていません。
舎利殿は年に2回(各3日間)の特別公開中のみお堂の近くで拝観できます。
特別公開中は『舎利膽禮』と書かれた限定御朱印がいただけます。
- 舎利殿の特別公開期間限定御朱印
『舎利膽禮』
期間:毎年5月初旬3日間(GW)
毎年11月初旬の3日間(宝物風入れ期間)
場所:舎利殿前
拝観料:200円
舎利殿には、源実朝公が宋の能仁寺から請来(請い受けて外国から持って来ること。)した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られています。
鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。
鎌倉で唯一の国宝の建物なんですって。
国宝 洪鐘と弁天堂
仏殿から脇道へそれて、駐車場の裏側の小道を行くと国宝の洪鐘(おおがね)と弁天堂へと続く階段があります。
メインの道から外れるので、少しわかりにくいかもしれません。
Googleストリートビューでバッチリ確認できました!
⇒弁天堂へ上る階段をストリートビューで確認
階段を登ると、左手に国宝の洪鐘、正面に弁天堂。
そして、弁天堂の脇に見晴らしの良いお茶屋さんがあり、広い境内を歩き回った疲れを癒すことができます。
ルートとしては、境内拝観の一番最後、帰り道に行くのが良いでしょうか。
国宝・洪鐘
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、鎌倉時代の代表的な形の梵鐘だそうで、国宝に指定されています。
円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が、江の島弁財天に参籠(一定の期間昼も夜もそこに引き籠って神仏に祈願すること。)し、国家安泰を祈願して寄進したものです。
弁天堂
江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられ、その弁財天を祀るお堂です。
60年ごとに、江の島の弁財天とこの弁天堂との間で祭礼が盛大に行われるそうです。
お茶席の脇に、お守りなどが置かれた授与所があり、御朱印授与所と掲げられています。
円覚寺のねこ しいちゃん
円覚寺には2度行ったことがあるのですが、いつも、ねこのしいちゃんが総門前でお出迎えしてくれます。
1度目の時は、もう少し小さく痩せていたのですが、、、
2016年2月に訪れた際には、なんだかフクフクしておられました。
しいちゃんは小さい時にガリガリの瀕死状態で
円覚寺山内をさまよっていたときに雲水さんに救われて
病院に連れて行ってもらい、しばらくは僧堂の方で
飼われていたようです。今は総門付近をテリトリーとして
職員さんなどに食事をいただいて活計を立てている2012年1月7日 円覚寺 居士林だより より
アクセスについて
■公共交通機関でのアクセス
JR横須賀線
⇒「北鎌倉駅」下車、徒歩1分
鎌倉駅発江ノ電バス
⇒「大船駅行」「上大岡駅行」または「本郷台駅」行き
「北鎌倉駅」バス停下車徒歩1分
■駐車場
駐車場20台分あり※予約は出来ません
円覚寺の境内はGoogleのストリートビューで散策できます。
結構隅々まで散策できて楽しいです。
(舎利殿まではいけませんでしたが、弁天堂のお茶屋さんからの是敬などは楽しめます。)
⇒Googleストリートビューで円覚寺を散策してみる
■霊場
鎌倉三十三観音霊場 第三十三番番札所
鎌倉二十四地蔵尊霊場 第十四番札所
東国花の寺百ヶ寺 鎌倉十一番札所
■拝観時間
3月~11月 8:30~16:30
12月~2月 8:00~16:00
■拝観料
大人 300円
小人 100円
■佛日庵拝観料
100円
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