来迎寺の御朱印と鎌倉で最も美しい仏像

もくじ
  1. 御朱印
  2. 来迎寺の歴史
  3. 来迎寺の仏像
  4. 境内の様子と拝観について
  5. アクセスについて
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御朱印

鎌倉にある来迎寺(らいこうじ)でいただいた御朱印はご本尊の『阿弥陀如来』の1種類でした。
御朱印料(値段)は300円です。

この他に、いくつかの鎌倉の霊場の札所となっていますので、4種類の御朱印があるようです。

①『阿弥陀如来』 ご本尊
②『阿弥陀如来』 鎌倉十三仏霊場 第十番札所
③『如意輪観音』 鎌倉三十三観音霊場 第五番札所
④『岩上地蔵尊』 鎌倉二十四地蔵尊霊場 第二番札所

鎌倉 来迎寺の御朱印

来迎寺の歴史

鎌倉にある来迎寺(西御門)は「鎌倉で最も美しい仏像」といわれる如意輪観音菩薩がおわします。

仏像好きな方にはお勧めのお寺です。

鶴岡八幡宮の裏手にありますが隣接しておらず、住宅街をひたすら20分程進んだところにあります。

鎌倉には来迎寺というお寺が2つあり、もう一つは材木座にあり、どちらも鎌倉三十三観音霊場の札所となっています。

来迎寺は、永仁元年(1293年)に一向小人によって建立された時宗のお寺です。
本堂には、本尊である阿弥陀如来坐像と南北時代の仏師、宅間浄宏作の地蔵菩薩像、鎌倉で最も美しい仏像といわれる如意輪観音菩薩像抜陀婆羅(バツダバラ)尊者像が安置されています。

地蔵菩薩像と如意輪観音菩薩像、抜陀婆羅尊者像は、もとは近くにあった臨済宗の報恩寺というお寺に安置されていましたが(ご本尊は地蔵菩薩)、廃寺になった際に来迎寺に移されたのだそうです。

鎌倉 来迎寺 縁起

来迎寺の仏像

■如意輪観音菩薩
(県指定重要文化財)

如意輪観音とは、すべての苦しみから人々を救い、救いを求める願いのすべてを成就させると言われている仏様です。

六本の腕(六臂)があり、右掌を頬にあてて思案する(思惟)ポーズ、右足を立てて両足の裏を合わせて座る(輪王座)ポーズをとっています。

鎌倉の来迎寺(西御門)の如意輪観音菩薩像は、南北朝時代の制作と見られていて、時の御台所が稔侍仏としていたと吾妻鏡に記されているのだとか。

この仏像で注目すべきは、衣の美しい装飾です。
鎌倉地方特有の仏像装飾のひとつで、土紋という技法が施されています。

練った土や漆を混ぜ合わせて造った文様を、浮き彫りのように貼り付けた装飾で、衣に施された刺繍などを立体的に表現しています。

日常の厄除や、女性の守り本尊、特に安産にご利益があるとされています。

如意輪観音菩薩像 パンフレットより

■地蔵菩薩像
(県指定重要文化財)

かつて西御門の地にあった法恩寺のご本尊であった仏像です。

南北時代の仏師、宅間浄宏作と考えられているこの仏像は、最も鎌倉的で優れた仏像なのだそうです。

特徴的なのは、岩座と呼ばれる岩に模した台座に座り、
裾が台座にまで垂れ下がった「法衣垂下」と呼ばれる様式です。
たっぷりとした裾の重なりで、お地蔵様の足は全く見えません。

台座の上に坐していることから「岩上地蔵」と呼ばれています。

 

■抜陀婆羅(バツダバラ)尊者像

抜陀婆羅尊者は、俗に「自休さま」と呼ばれ、水によって悟りを開いたと伝えられる羅漢です。
禅宗の浴室の守本尊として祀られています。

このお像に祈ると、足腰の痛み、頭痛、目の病が去るというご利益があります。

境内の様子と拝観について

来迎寺の境内は、本堂とその手前に母屋の様な建物があるだけの静かな空間です。

「鎌倉で最も美しい」と言われる如意輪観音菩薩像をはじめとする仏像は本堂に安置されています。

本堂は常に扉が閉まっていて、拝観希望の方はインターホンにてお寺の方を呼び、扉を開けていただくことになります。

堂内を拝観中もお寺の方がそっと後ろで見守っててくださるので、大変緊張しました。

ステキな仏像のポストカードセットが販売されていたと思うのですが、緊張してしまって買いそびれるという大失態!

本堂の扉に下記の様な張り紙がされているので、インターホンにて呼び出し方式ということはどなたにもわかるようになっています。

拝観の方へのお願い
(「見学」はご遠慮ください。)

当寺では(また他寺院でも)、仏像等を単なる美術品として安置しているのではなく、仏教信仰の対象としてお祀りしています。
お寺は「信仰の場」であることを御理解の上、拝観に際してはまず初めに

「正座 合掌 礼拝」をお願いします。

拝観の申し出は左のインターホンを通してお願いします。
無断入堂は堅くお断り致します。

拝観志納 二百円

時宗 満光山 来迎寺

お寺の方が不在で、拝観ができない場合もあるようです。

 

鎌倉 来迎寺 参道

アクセスについて

鎌倉の西御門にある来迎寺は、鶴岡八幡宮の裏手にありますが、
鶴岡八幡宮を通り抜けていくことはできません。

鶴岡八幡宮の東側の静かな住宅地を行くと来迎寺はあります。
住宅地の道はわかりにくいのですが、途中に道しるべがありますので、それを見つけると「あぁ、この道で合っているんだな」となります。

【公共交通機関でのアクセス】

■JR横須賀線
⇒『鎌倉駅』下車 徒歩約23分

鎌倉駅東口からバスが便利です。
■バス 4番5番乗り場「鎌20・23・24・36」のいずれかに乗車
⇒『大学前』下車、徒歩10分

ちなみに鶴岡八幡宮の東鳥居からは徒歩10分ほど。

【駐車場】
有り。無料

鎌倉駅からのアクセスマップ
来迎寺への道しるべ
来迎寺へ向かうまでの道のり

 

満光山 清月院 来迎寺
神奈川県鎌倉市西御門1-11-1
霊場
鎌倉十三仏霊場 第十番札所
鎌倉三十三観音霊場 第五番札所
鎌倉二十四地蔵尊霊場 第二番札所
拝観時間
10:00(11:00)~16:00
■本堂拝観料
200円

【今回の旅のルート】

『東慶寺』『建長寺』『浄智寺』『円覚寺』⇒狸穴cafeでランチ⇒『長谷寺』『極楽寺』『成就院』『来迎寺』⇒『鎌倉国宝館』⇒と廻りました。
1人旅だったのでかなりストイックなコースになっています。
欲張りすぎてへとへとに。。。

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2017年10月20日 by gogogosyuinnagither

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