勧修寺の御朱印とお庭と見どころ

もくじ
  1. 御朱印
  2. 勧修寺の歴史
  3. 勧修寺の見どころ
  4. 氷室の池 蓮の見ごろ
  5. アクセスについて
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御朱印

京都山科にある勧修寺では、残念ながら御朱印をいただきませんでした。

勧修寺でいただける御朱印は2種類、御詠歌もいただけるようです。

①『千手観音』
②『慈手観音』
③御詠歌

なぜ、御朱印をいただかなかったのかと言いますと
納経所がわからなかったからです!

勧修寺の御朱印の授与所は、勧修寺の塔頭『佛光院』でいただけます。
佛光院は、勧修寺の山門の外の少し離れた場所にあるそうです。
勧修寺へ向かう途中の道に張り紙で、勧修寺の御朱印授与の案内がされています。
勧修寺の境内に入ってしまうと、御朱印授与所の案内はなかったと思います。

勧修寺の御朱印がいただける場所をGoogleストリートビューで確認する
『佛光院』

勧修寺の納経所 佛光院 -Googleストリートビューよりー

勧修寺の歴史

亀甲山勧修寺の正しい読みは「かじゅうじ」です。
地名として読む場合は「かんしゅうじ」でOKです。

勧修寺は、平安時代(900年)に後醍醐天皇によって建てられました。
若くして亡くなった後醍醐天皇の生母藤原胤子(ふじわらのたねこ)の冥福を祈るために、宮道弥益(みやじいやます・胤子の祖父)の邸宅後をお寺に改め建立しました。

建立後、藤原氏や皇室の支援で栄えましたが、室町時代には、応仁・文明の乱の勧修寺の合戦によって伽藍のほとんどが焼失してしまいました。
さらに安土桃山時代には、豊臣秀吉による伏見城築城の換地(土地を交換すること)に応じなかったため、寺領が800石より600石に減らされていまいます。伏見街道(後の東海道)の整備の為に寺地は縮小され、勧修寺はその後衰退してしまいます。

江戸時代に入り、皇室や徳川家の援助により復興しました。

元々勧修寺に伝わったものである国宝の刺繍釈迦如来説法図(勧修寺繍帳)は、現在は国の所有となっており奈良国立博物館に所蔵されています。

勧修寺の見どころ

勧修寺のみどころは、「勧修寺永池園」という広いお庭です。
「氷室の池」と中心にお庭が造られていて、周囲の山を借景に取り入れた広大なスケールの景色を楽しめます。

広いお庭には、様々な植物が植えられていて、四季折々の美しい風景が楽しめます。

広いお庭を歩いていると、お堂が点在しています。宸殿・観音堂・本堂・五大堂がメインの拝観できるお堂です。
いずれのお堂も、堂内には入れません。
お堂の外、お賽銭箱の前から拝観することになります。

氷室の池

平安時代の頃、毎年1月2日にこの池に貼った氷を宮中に献上し、その氷の厚さに依ってその年の五穀豊穣の吉凶を占ったと伝わる、古く歴史のある池です。
京都でも指折りの古池なのだとか。

夏には池がたくさんの蓮で埋め尽くされ、とても素晴らしい景色となります。

私は紅葉の季節に行ったので、蓮の残骸が多く残った寂しい池となっておりました。

勧修寺 氷室の池

勧修寺型燈籠と樹齢750年ハイビャクシン

お庭の一角に、ものすごい面積のハイビャクシンという木が広がっているエリアがあります。

なんとこの木、樹齢750年なのだそうです。
おそらくこのもじゃもじゃのボスが、下の画像の木かと思われます。

ハイビャクシンのもじゃもじゃの中に、ユーモラスな形をした石灯篭が埋もれています。
この燈籠は、勧修寺式燈籠とよばれるデザインで、水戸黄門さま(水戸光圀公)がデザインして勧修寺に寄進したものなのだとか。

勧修寺 観音堂と燈籠 左端にちょっとだけ写ってるのが燈籠
勧修寺 ハイビヤクシン

観音堂

境内の奥、少し開けた場所に観音堂があります。
昭和6年に建てられた比較的新しいお堂です。
お堂の頂上には、鳳凰の姿も見えます。

観音堂は常にとびらが開いていて、お堂の外から拝観ができます。

中には、見たこともないようなひょろっと細長い観音様がおわします。
なんか不思議な雰囲気を醸し出されております。
勧修寺へ行かれる際は、この観音様の不思議な雰囲気を楽しみにしていてください。

勧修寺 観音堂

宸殿

明正天皇の旧殿を江戸時代(1697年)に東山天皇から下賜されて移築したものです。「明正殿」とも呼ばれています。
明治初めに勧修小学校が開校した際には、一時的に校舎として使用されていたのだそうです。

勧修寺 宸殿

氷室の池 蓮の見ごろ

氷室の池に蓮が咲く景色は美しく、拝観受付にていただけるポストカードにもなっています。

勧修寺の蓮の見ごろは、5月中旬から6月下旬頃まで。

秋に行った際には、アオサギがくつろいでいました。

勧修寺 氷室の池 アオサギ
勧修寺 紅葉
勧修寺 紅葉の葉

アクセスについて

【公共交通機関でのアクセス】

■JR東海道線と地下鉄東西線
『京都駅』よりJR東海道線→『山科駅』より地下鉄東西線→『小野駅』下車、徒歩5分
■京阪バス
→『小野』下車、徒歩10分

【駐車場】

有ります。
勧修寺山門横より境内に入ると、数台分駐車スペースがあります。
勧修寺山門より手前、塔頭佛光院(御朱印所)との分岐点あたりにも駐車場があります。

■収容台数 50台
■駐車料金 無料

勧修寺の境内をGoogleストリートビューで散策できます。
Googleストリートビューで勧修寺氷池園を散策

亀甲山 勧修寺
京都市山科区勧修寺仁王堂町27−6
拝観時間
9:00~16:00
■拝観料
400円

【今回の旅のルート】

『醍醐寺』『随心院』⇒『勧修寺』⇒『法界寺』と廻りました。(マイカーで廻っています)

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2017年10月23日 by gogogosyuinnagither

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